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長町自由の星保育園

宮城県仙台市太白区長町
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お知らせ

季節外れの桜?!

ここ最近の雨で思うように戸外に出られませんが、子ども達は廃材を利用して様々なものを作ったり、丁度良い機会と保育室内を念入りに掃除したりと、室内での活動も楽しんいます。ふと、園庭に目をやると、ピンク色の花が…?!まさかこの時期に、桜?と目を疑いましたが、やはり桜の花でした。自由の星の園庭には、開園の頃から3種類の桜の木があり、毎年春になると、綺麗な花を咲かせていました。そのうちの1種類の大山桜がなぜか今花を咲かせたのです!!
色々と調べてみると、この時期に桜が花を咲かせるのは、葉が落ちてしまった桜の木という共通点があります。通常なら、開花後の桜は緑色の葉で覆われ、秋の深まりとともにその葉が赤や黄色に色づき始める時期ですが、何かの理由で葉がほとんどつかない木があります。実は、季節外れの桜の開花にはこの「葉っぱ」の状態が重要な鍵を握っているそうです。
 桜は本来、夏の間に翌春の花芽を作ってから休眠に入ります。このとき、花芽には、葉で作られ、花芽に届く「休眠(成長抑制)ホルモン」によって、咲くことを「待て」の状態にされているのです。そして、葉が落ち、冬の寒さで休眠から目覚め、次第に春の暖かさを感じて、つぼみが成長して開花を迎える、というサイクルなんだそうです。ところが、夏に何らかの原因で葉が落ちてしまうと、継続的に花芽に届けられる休眠ホルモンが十分に届かなくなってしまいます。そして、夏の終わりを告げる涼しさを冬と間違え、その後再び気温が高くなると「あ、春が来た」と勘違いしてしまうのです。すると、開花までのサイクルが早まり、秋に花を咲かせてしまうことがあるそうです。
今年は極暑と言われ、木にも何かしらの影響があったのでしょうか…。季節外れの桜を思いがけず見れたことに感動と驚きがありましたが、その裏には地球温暖化などの異常気象などの影響を受けて、桜もこのような状況下で生き抜く術を心得ているのかも知れないと感じました。
来年の春には、花がどのぐらい咲いてくれるのでしょうか。よく観察してみようと思います。
 
季節外れの桜?!

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