『日本池(ビオトープ)のかいぼりをしました!』
自由の星の屋上には『日本池(ビオトープ)』があります。日本池は、古き良き日本の田園風景、生き物が自然のあるべき姿のままで生きられる環境を再現することをコンセプトとして造られました。そこには自然を離れ、都会で生活をする保護者や子ども達に本当に大切にしなければいけないものを日本池を通して伝えていきたいという理事長先生の熱い想いが込められています。
初夏を迎えるこの頃、日本池では、新たな生命を迎える時期になります。その準備も兼ねて5月の連休明けに、風組の子ども達が中心となり、かいぼりをしました。『かいぼり』は、従来、農地等のため池で、農閑期に水を抜き、魚を捕獲したり、護岸の補修や点検等を行い、ため池の機能を維持するために欠かせない管理作業の一つとして行われていたそうです。池の中の生態系を知るためにも欠かせない『かいぼり』。生き物達がより住みやすい環境になるよう、枯れ葉や枯れ枝を取り除いたり、水を入れ替えたりしました。始めは、池の中に入ることを躊躇してた子ども達も、かいぼりの重要性を知り、使命を全うしようと池の底に沈んだ枯草を一所懸命取っていました。水の中は思ったより気持ち良かったようで、魚達が羨ましいと言っている子どももいました。また、タナゴやメダカ、カネヒラ、ヌマエビ、スジエビなど水の中に住んでいる生き物を透明な水槽に入れて観察したり、準絶滅危惧種の植物生き物を観察したりしていました。コオホネやフトイやオモダカなどの植物の特徴について知ったり、日本池に集まってくる生き物の中に、大きな種類のヤゴの抜け殻があり、命の誕生を知るきっかけにもなったようでした、水も綺麗になり、本格的な産卵、夏に向けて準備開始です!
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