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長町自由の星保育園

宮城県仙台市太白区長町
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お知らせ

2024年1月24日 『風組(5歳児クラス)、お米づくりを通して・・・。』

以前配信していましたが、今年度、昨年度に引き続き風組(就学児)が、米づくり(プランターやバケツを使っての稲栽培)に挑戦しました。
春、田植えをするための土づくりをスタート。苗を姉妹園こばと保育園の職員より分けていただき初夏、「お米の赤ちゃんって、こうなっているんだ!」と驚きと発見がいっぱいの中、田植えをしました。
夏、ついに出穂。今年は酷暑との闘いで、日照りが続き水を枯らさないように、常に職員と子どもが一丸となって見守りを続けました。
朝晩と涼しい日が増え始め、やっと実り始めた稲。防鳥ネットを設置し、音を鳴らしたりしながら、稲を守りました。
2023年10月、稲刈りをする日がやってきました。ハサミと鎌で刈り取ると、驚くほどの収穫高に!はぜ掛けをして刈り取った稲を乾かして、手作業での脱穀。稲穂を箸の間に挟んで引っ張るとプチプチと心地よい音がしてお米の粒が取れます。ボウルの縁に稲穂を挟んで引っ張っても綺麗に脱穀ができます。しかし、あまりの穫れ高に想像以上の大変な作業となりました。
クラス全員で一時間以上かけてようやく完了!ひと仕事終えた子ども達は、これでようやくおいしいご飯が食べられる!と思ったようですが、まだまだ。ここからもみずりと精米とたくさんの工程が待っています。一粒のありがたみを実感しながら、一つひとつの工程に一所懸命に向き合う子ども達。
年が明けた1月、脱穀したお米を『もみずり』して玄米にしました。ザルにお米を入れて力を込めてボールでゴリゴリ・・・。ザルを持つ人と、ボールでもみずりをする人と、協力しながら頑張ります。すると少しずつ殻が取れて、中身の玄米が出てきました。これも結構大変な作業で、必死に取り組んでも、クラス全員で頑張って1時間で1合ほど・・・。日頃食べているお米のありがたさをさらに実感しました。
そして2024年1月24日。心の栄養満点教室を開催!テーマは『お米』。お米がどのようにできているのか、どんな料理に使わせているかを勉強し、一年かけて育ててきたお米をついにいただく日がきました!お米づくりを振り返り、棒でつつく昔ながらの方法で精米体験もしてみました。そして、愛情いっぱいに育てたお米は、土鍋で炊いていただきました。土鍋の蓋を開ける時には、期待に満ちた表情で目を輝かせていた子ども達。蓋を開けると、湯気と一緒に美味しい香りがして「いい匂い!」と感動!そしておにぎりにしていただきました。「甘くておいしい!」「ご飯のいい匂い!」「大切に食べよう!」と大絶賛の子ども達でした。
 
自由の星では、日頃から『食』を大切に考えています。『食』と言っても、ただ食べるということだけではなく、『食』を通して感じることや学ぶことを、生きる力の基礎を培うこの時期だからこそ、体験することを大切に考えています。今回の米づくりを通して、子ども達は何を感じたのか・・・。便利な世の中になり、お金さえあれば欲しいものがすぐに手に入る世の中になりましたが、たった一粒のお米、一握りのおにぎりが、どれだけの手間と愛情がかけられているのかを知り、そして、心からの「おいしい!」を感じてくれたのではないかと思っています。
2024年1月24日 『風組(5歳児クラス)、お米づくりを通して・・・。』

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