自由の星では、『すこやかに今を生き、力づよく未来を生きる子どもを育てる〜生きる力の基礎を培う〜』ことを保育目標に掲げています。『人を思いやる子ども、豊かに感じて表現する子ども、自分で考えて行動する子ども、自分を大切にする子ども、共に生きる子ども』の育成、そして、生命や自然についての興味、関心を育て、それらに対する豊かな心情や思考力の芽生えを培うことや様々な体験を通して、豊かな感性や表現力を育み、創造性の芽生えを培うことを大切に考えています。２０００年４月に副都心計画が進む『長町』という地域に開園し、周囲は積極的に開発が進められて、商業施設や住居施設(マンション)がどんどん建設され、交通量も非常に多く子どもを取り巻く環境の変化を日々感じておりました。移り行く環境下で、子ども達のためにどのような環境をつくっていくことが重要であるのかを考えた先に『ビオトープ』がありました。そして、日々の保育の中で緑いっぱいの場所で、いつもとは違う発見をしたり、命の大切さに気付いたりする機会となり、子ども達の秘密基地のような場所になればという願いを込めて、理事長を中心にビオトープ作りを開始しました。ビオトープを設置する際に、大切にしたことは、私達が住んでいる宮城県で生息している植物や生きものを中心に、日本の川、湖、沼、田んぼの原風景を再現したことです。外来種ではなく、宮城県や日本古来の生きものに触れる機会をつくることで、まずは身近な環境に目を向け、生命や自然を大事に想う気持ちが育まれることを期待し、そして地域に住む野生の生きものも遊びにくるようなオアシスのような場所になることを願い工事を進めていきました。
今では、生きものたちの小さな自然、草花が根付き、虫がつどい鳥があそぶ、水と風と太陽が育む命に触れ合う場所として存在しています。
２０２３年、日本池は日々様々な命のＳｔｏｒｙが生まれています。新たな発見、思いがけない出逢い、驚くような感動が生まれています。明日は、どんな感動に出逢えるでしょうか。