2022年10月13日 『さつまいもができるまで・・・』
今回、風組(5歳児クラス)の子ども達が立派なさつまいもを掘りましたが、それも今までたくさんの人が手をかけて大切に育ててくれたおかげです。
思い起こせば、苗を植えるために畑を耕すことから始まりました。固い土を耕すことは、簡単なことではありませんが、大きなスコップで土を掘り、子ども達が安全にいも掘りをするためにはどうしたらよいかを考えて畑づくりをしました。そして、雑草が生えにくくなるようにマルチをかけ、やっと苗を植えます。苗も活着するまでは、何度も様子を見て、元気がない苗は新しい物を植え直したり、水やりをして活着を促したり、無事に活着した時には、安堵したことを覚えています。そして、今年は猛暑に台風など自然災害との闘いもありました。園長先生が休みの日に水やりに行ったり、職員が被害状況を確認に行ったり、祈るような思いで見守る日もありました。また、育つにつれて、カラスや野鳥との闘いが始まります。子ども達の手作りかかしを設置したり理事長先生がカイト鷹を飛ばしてからは、苗を狙いにくることは少なりましたが、無事に育つことは容易ではないことを日々実感しました。
そして、やっと子ども達のいも掘りの日。子ども達が到着する前に、蛇や蜂などがいないか安全の確認をして、さらに、土を柔らかく掘り返し、準備を進めます。子ども達が、嬉しそうに大きないもを掘り抱えている姿を見て、この笑顔が見れて良かったと心から思いました。
何事も、簡単にできることはありません。私達の仕事は、時間や手間を惜しまず愛情をかけて育てていくことが大切で、それがやりがいなのだと、あらためて実感させてもらったような気がします。
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